FAIRLINK × koc — 広告エリア分析 | 詳細版(③コンバージョン寄与 深掘り)

来院患者データで見る 配信エリアの裏取り

◀ サマリー版に戻る | このページは③を売上・獲得価値・リードタイムまで深掘りした詳細版です

国分寺駅おなかのカメラクリニック(消化器内科・胃/大腸カメラ)

「感覚ではなく実データで、どこに広告を出すか」を決めるための集計です。

対象期間:2025-06〜2026-05(直近1年) 初診 3,047人 全患者マスタ 14,009人 集計値のみ・個人情報なし

ひと目でわかる結論

まずここだけ読めば要点はつかめます。詳しくは下の①〜④へ。

商圏5市でカバーできる初診
86.2%
国分寺・小平・府中・小金井・東村山。配信をこの5市に集中すれば大半を取れる。
国分寺市+小平市だけで
74%
2市が集患の中心。配信の主軸はこの2市。
エリア外シェア(内視鏡 / 一般)
7.1% vs 4.6%
内視鏡は遠方からも来る。かかりつけは近所だけ=仮説どおり
エリア外の内視鏡転換率
76%
商圏(68%)より高い。遠方でも「来れば検査につながる」。
1
消化器内科・かかりつけ系のキーワードは商圏5市に絞る(かかりつけは越境しにくい=エリア外4.6%)。
2
胃カメラ・大腸カメラ系はエリア外を一律除外しない(内視鏡はエリア外7.1%・転換76%)。近接エリア外は様子見が合理的。
3
取りこぼし候補=東久留米市・西東京市(商圏に隣接・内視鏡転換ほぼ100%)。商圏に準じた扱いを検討。

市区町村別 初診 人数・構成比

「どの市から何人来て、全体の何%か」。広告エリア設定のメイン資料です。

読み方:バーが長いほど患者が多い市。商圏=配信する5市、エリア外=依頼書で除外指定、未分類=どちらのリストにも無い地域。 上位5市=すべて商圏で、合わせて86.2%
市区町村区分初診人数構成比内視鏡転換率

※構成比の合計は上位分のみ。全リストは納品スプレッドシート参照。「内視鏡転換率」=その市の初診のうち後に胃/大腸カメラを受けた割合。

年代・性別で見る:初診の中心は40〜60代(63%)でピークは50代。女性60%/男性40%とやや女性寄り。 商圏もエリア外も年齢中央値は同じ55歳=越境は「特定の年齢層」ではなく検査ニーズによるもの。→ 広告の年齢ターゲティングは40〜69歳を主軸、性別は女性やや厚めでよい。
初診の月次推移:大きな季節変動はなく月200〜300人で推移(2〜4月にやや減)。エリア外は月10〜24で安定。
※2026-05の「未分類」急増は患者マスタ更新日(5/8)以降の新規で住所が未反映のため(実体は商圏中心)。

内視鏡 と かかりつけ で来院エリアは違うか

同じ初診患者を「内視鏡を受けた人」と「受けていない人(かかりつけ通院)」に分け、来院元エリアを比較。

結論:越境仮説は支持(程度は中)。エリア外の比率は 内視鏡7.1% > 一般4.6%。 国分寺市シェアは内視鏡54.1% < 一般57.3%。=内視鏡のほうが遠方から来やすい。ただしどちらも約86%は商圏内。
補強:遠方の小規模市(東久留米・西東京・福生・稲城)は内視鏡転換ほぼ100%=「わざわざ遠方から来る人は、ほぼ全員が内視鏡目的」。
内視鏡を受ける人はより高年齢・女性寄り:内視鏡=年齢中央値56歳・女62%、一般(かかりつけ)=52歳・女55%。とくに20代は一般14% vs 内視鏡4%(若年はかかりつけ、内視鏡は中高年)。→ 胃・大腸カメラ広告は40代以上に絞るのが合理的。
検査エリア区分件数シェア1件単価
胃カメラ vs 大腸カメラ:どちらも商圏が85〜87%を占める。ただし大腸カメラはエリア外の単価が高い(¥40,002 vs 商圏¥36,277=ポリープ切除等を伴いやすい)。胃カメラは単価差なし。→ 大腸カメラ系は越境の価値がとくに高い

各エリアの コンバージョン寄与(深掘り)

依頼③。「予約」は院内で画像のみ=数値化不可のため、初診→内視鏡「実施」を軸に、件数・売上・獲得価値・リードタイムまで分解しました。

内視鏡売上(推定・直近1年の初診由来)
¥104,475,720
=約1億452万円。実施日の点数×10の合計。初診3,047人に紐づく内視鏡。
初診1人あたり内視鏡売上=獲得価値
¥34,288
新患1人を獲得すると平均これだけ内視鏡売上が立つ。広告CPAの上限目安。
初診→内視鏡 リードタイム中央値
10
初診から実施まで。広告の効果測定期間は最低2〜4週間みる。
「寄与」には2つの見方があります。量の寄与=内視鏡売上の85%は商圏(配信を商圏に集中する裏付け)。 ②新患1人あたりの価値エリア外の新患ほど高い(¥42,050 vs 商圏¥33,797)。
※これは検査1件の値段ではありません(1件単価は商圏¥42,282・エリア外¥43,414でほぼ同じ)。分母が「初診人数」なので、エリア外の新患ほど内視鏡に“進む率”が高い(転換76.4% vs 商圏67.7%)ぶん、新患1人が生む内視鏡売上が大きい、という意味です。〈獲得価値=1件単価×(内視鏡件数÷初診人数)〉。
読み方(上のグラフ):棒=初診1人あたり内視鏡売上(獲得価値)、点線=全体平均¥34,288。エリア外の市(昭島・武蔵野・東大和・日野…)が商圏より上に来る=エリア外の新患1人あたりの価値が高い(検査1件の単価ではなく、内視鏡に進む率が高いため)。母数は小さいので「除外しない/入札を上げてよい」判断材料に。
エリア区分初診転換率内視鏡売上(推定)売上シェア獲得価値¥/初診1件単価リードタイム胃:大腸
市区町村別の詳細(初診5人以上)を開く
市区町村区分初診転換率獲得価値¥/初診1件単価リードタイム売上シェア
予算配分は「量」で商圏中心。内視鏡売上の85%は商圏5市。ここが土台。
内視鏡系KWはエリア外も“価値ベース”で許容。エリア外の獲得価値(新患1人あたり内視鏡売上)は商圏より約24%高い(¥42,050/転換率が高いため・検査1件の単価は同じ)。入札を上げても採算が合う。
効果測定は最低2〜4週間。初診→内視鏡のリードタイム中央値は10日(エリア外は13日とやや長い)。即時CVで判断しない。
年代別 内視鏡転換率40代以上で74〜77%と高く、来れば検査に進む。20代40%・30代60%と若年は低い。→ 年齢ターゲティング(40代以上)を強めるほど内視鏡CVは効率化する。
初診→内視鏡までの日数分布約90%が30日以内(0-7日40%・8-30日50%)に実施。→ 広告の効果測定(アトリビューション期間)は1ヶ月あれば十分
エリア区分土日比率
内視鏡実施の曜日実施の36〜48%が土日に集中(商圏は日曜が最多)。土日診療が集患の武器。→ 広告は金〜日の配信比率・予約導線を強め、土日枠を訴求すると効く。

なぜ「予約」ではなく「実施」で測るか

院内の予約データは予約画面のスクショ(画像)のみで、構造化された数値がありません。そこで確実に取れる「初診→内視鏡を実際に受けたか」を寄与の指標にしています。予約段階のCV(予約率・キャンセル率・予約経路)まで測るには、予約データの電子化(CSV出力 or 予約システム連携)が前提です。

町丁目別(国分寺市・小平市)

市の中の「町名+丁目」まで細分化した患者数。地図・半径ターゲティングの中心決めに。

読み方:上位は南町・本町・東恋ケ窪駅(南口)周辺に集中。地図広告の中心は院の所在地でよい、という裏付け。 ※これは全患者の住所ベース(初診限定ではありません)。番地は除去・集計値のみ。
国分寺市 町丁目 トップ(全患者人数)
町丁目人数
小平市 町丁目 トップ(全患者人数)
町丁目人数

前提・抽出条件(必ず確認)

⚠ 依頼書の「初診1,395人」との差について

本分析の母数は3,047人。依頼書(電子カルテ)の1,395人と約2.2倍違いますが、これは「初診」の数え方の違いです。 本分析=レセコン日報の初診料算定ベース(新規+長期離脱後の再初診を含む)/電カルの1,395=新規登録(初来院)ベースと推定。 傍証:患者番号は登録順の連番で、直近≈1,400番の患者数(≈1,407人)が1,395とほぼ一致します。 市区町村の構成比はどちらの定義でもほぼ同じなので、広告のエリア判断には影響しません。資料に「人数」を載せる際だけ定義を揃えてください。

項目内容
期間2025-06-01〜2026-05-31(直近1年)
初診の定義日報CSVの「初診件数≥1」=初診料算定患者(新規+再初診)
住所の出所全患者マスタ(2026-05-08)の市区町村・町丁目。番地・氏名・電話は不使用
市区町村マッチ率97.2%
内視鏡の定義胃/大腸カメラの実施を患者番号で突合(予約でなく実施ベース)
予約データの制約院内は予約画面スクショ(画像)のみ=構造化データ無し。予約ベースCVは算出不可
商圏(配信)国分寺・小平・府中・小金井・東村山
エリア外(除外)国立/立川/調布/東大和/武蔵野(武蔵境・吉祥寺)/三鷹/日野/昭島/八王子