ひと目でわかる結論
まずここだけ読めば要点はつかめます。詳しくは下の①〜④へ。
商圏5市でカバーできる初診
86.2%
国分寺・小平・府中・小金井・東村山。配信をこの5市に集中すれば大半を取れる。
国分寺市+小平市だけで
74%
2市が集患の中心。配信の主軸はこの2市。
エリア外シェア(内視鏡 / 一般)
7.1% vs 4.6%
内視鏡は遠方からも来る。かかりつけは近所だけ=仮説どおり 。
エリア外の内視鏡転換率
76%
商圏(68%)より高い。遠方でも「来れば検査につながる」。
1
消化器内科・かかりつけ系のキーワード は商圏5市に絞る(かかりつけは越境しにくい=エリア外4.6%)。
2
胃カメラ・大腸カメラ系 はエリア外を一律除外しない(内視鏡はエリア外7.1%・転換76%)。近接エリア外は様子見が合理的。
3
取りこぼし候補 =東久留米市・西東京市(商圏に隣接・内視鏡転換ほぼ100%)。商圏に準じた扱いを検討。
① 市区町村別 初診 人数・構成比
「どの市から何人来て、全体の何%か」。広告エリア設定のメイン資料です。
読み方 :バーが長いほど患者が多い市。商圏 =配信する5市、エリア外 =依頼書で除外指定、未分類 =どちらのリストにも無い地域。
上位5市=すべて商圏で、合わせて86.2% 。
※構成比の合計は上位分のみ。全リストは納品スプレッドシート参照。「内視鏡転換率」=その市の初診のうち後に胃/大腸カメラを受けた割合。
年代・性別で見る :初診の中心は40〜60代(63%) でピークは50代。女性60%/男性40% とやや女性寄り。
商圏もエリア外も年齢中央値は同じ55歳 =越境は「特定の年齢層」ではなく検査ニーズによるもの。→ 広告の年齢ターゲティングは40〜69歳を主軸 、性別は女性やや厚めでよい。
初診の月次推移 :大きな季節変動はなく月200〜300人で推移(2〜4月にやや減)。エリア外は月10〜24で安定。 ※2026-05の「未分類」急増は患者マスタ更新日(5/8)以降の新規で住所が未反映のため(実体は商圏中心)。
② 内視鏡 と かかりつけ で来院エリアは違うか
同じ初診患者を「内視鏡を受けた人」と「受けていない人(かかりつけ通院)」に分け、来院元エリアを比較。
結論:越境仮説は支持(程度は中) 。エリア外の比率は 内視鏡7.1% > 一般4.6% 。
国分寺市シェアは内視鏡54.1% < 一般57.3%。=内視鏡のほうが遠方から来やすい 。ただしどちらも約86%は商圏内。
補強:遠方の小規模市(東久留米・西東京・福生・稲城)は内視鏡転換ほぼ100% =「わざわざ遠方から来る人は、ほぼ全員が内視鏡目的」。
内視鏡を受ける人はより高年齢・女性寄り :内視鏡=年齢中央値56歳・女62%、一般(かかりつけ)=52歳・女55%。とくに20代は一般14% vs 内視鏡4% (若年はかかりつけ、内視鏡は中高年)。→ 胃・大腸カメラ広告は40代以上に絞る のが合理的。
胃カメラ vs 大腸カメラ :どちらも商圏が85〜87%を占める。ただし大腸カメラはエリア外の単価が高い (¥40,002 vs 商圏¥36,277=ポリープ切除等を伴いやすい)。胃カメラは単価差なし。→ 大腸カメラ系は越境の価値がとくに高い 。
③ 各エリアの コンバージョン寄与(深掘り)
依頼③。「予約」は院内で画像のみ=数値化不可のため、初診→内視鏡「実施」 を軸に、件数・売上・獲得価値・リードタイムまで分解しました。
内視鏡売上(推定・直近1年の初診由来)
¥104,475,720
=約1億452万円。実施日の点数×10の合計。初診3,047人に紐づく内視鏡。
初診1人あたり内視鏡売上=獲得価値
¥34,288
新患1人を獲得すると平均これだけ内視鏡売上が立つ。広告CPAの上限目安。
初診→内視鏡 リードタイム中央値
10日
初診から実施まで。広告の効果測定期間は最低2〜4週間みる。
「寄与」には2つの見方があります。 ①量の寄与 =内視鏡売上の85%は商圏 (配信を商圏に集中する裏付け)。 ②新患1人あたりの価値 =エリア外の新患ほど高い (¥42,050 vs 商圏¥33,797)。
※これは検査1件の値段ではありません (1件単価は商圏¥42,282・エリア外¥43,414でほぼ同じ)。分母が「初診人数」なので、エリア外の新患ほど内視鏡に“進む率”が高い (転換76.4% vs 商圏67.7%)ぶん、新患1人が生む内視鏡売上が大きい、という意味です。〈獲得価値=1件単価×(内視鏡件数÷初診人数)〉。
読み方(上のグラフ) :棒=初診1人あたり内視鏡売上(獲得価値)、点線=全体平均¥34,288。エリア外 の市(昭島・武蔵野・東大和・日野…)が商圏 より上に来る=エリア外の新患1人あたりの価値が高い (検査1件の単価ではなく、内視鏡に進む率が高いため)。母数は小さいので「除外しない/入札を上げてよい」判断材料に。
市区町村別の詳細(初診5人以上)を開く
➊
予算配分は「量」で商圏中心 。内視鏡売上の85%は商圏5市。ここが土台。
➋
内視鏡系KWはエリア外も“価値ベース”で許容 。エリア外の獲得価値(新患1人あたり内視鏡売上)は商圏より約24%高い(¥42,050/転換率が高いため ・検査1件の単価は同じ)。入札を上げても採算が合う。
➌
効果測定は最低2〜4週間 。初診→内視鏡のリードタイム中央値は10日(エリア外は13日とやや長い)。即時CVで判断しない。
年代別 内視鏡転換率 :40代以上で74〜77% と高く、来れば検査に進む。20代40%・30代60%と若年は低い。→ 年齢ターゲティング(40代以上)を強めるほど内視鏡CVは効率化する。
初診→内視鏡までの日数分布 :約90%が30日以内 (0-7日40%・8-30日50%)に実施。→ 広告の効果測定(アトリビューション期間)は1ヶ月あれば十分 。
内視鏡実施の曜日 :実施の36〜48%が土日 に集中(商圏は日曜が最多)。土日診療が集患の武器。→ 広告は金〜日の配信比率・予約導線 を強め、土日枠を訴求すると効く。
なぜ「予約」ではなく「実施」で測るか
院内の予約データは予約画面のスクショ(画像)のみで、構造化された数値がありません。そこで確実に取れる「初診→内視鏡を実際に受けたか」 を寄与の指標にしています。予約段階のCV(予約率・キャンセル率・予約経路)まで測るには、予約データの電子化(CSV出力 or 予約システム連携)が前提です。
① 町丁目別(国分寺市・小平市)
市の中の「町名+丁目」まで細分化した患者数。地図・半径ターゲティングの中心決めに。
読み方 :上位は南町・本町・東恋ケ窪 =駅(南口)周辺に集中 。地図広告の中心は院の所在地でよい、という裏付け。
※これは全患者の住所ベース(初診限定ではありません)。番地は除去・集計値のみ。
国分寺市 町丁目 トップ(全患者人数)
小平市 町丁目 トップ(全患者人数)
④ 前提・抽出条件(必ず確認)
⚠ 依頼書の「初診1,395人」との差について
本分析の母数は3,047人 。依頼書(電子カルテ)の1,395人と約2.2倍違いますが、これは「初診」の数え方の違い です。
本分析=レセコン日報の初診料算定ベース (新規+長期離脱後の再初診を含む)/電カルの1,395=新規登録(初来院)ベース と推定。
傍証:患者番号は登録順の連番で、直近≈1,400番の患者数(≈1,407人)が1,395とほぼ一致します。
市区町村の構成比はどちらの定義でもほぼ同じ なので、広告のエリア判断には影響しません 。資料に「人数」を載せる際だけ定義を揃えてください。
出典:レセコン日報CSV(初診フラグ)+全患者マスタCSV(住所)+内視鏡実施CSV(胃/大腸カメラ)を患者番号で突合。すべて集計値・個人情報(氏名・番地・電話・生年月日)は不使用。
作成:2026-07-07 フェアリンク/Claude Code | 国分寺駅おなかのカメラクリニック 来院患者データ分析